イグアス、ファーウェイ防犯システム販売開始へ
ケーブル盗難対策は万全に!
防犯システムの魅力
そんなファーウェイの防犯システムに熱い視線を送るのが、IT(情報技術)機器商社で再生可能エネルギー商材を卸販売するイグアス(神奈川県川崎市、矢花達也社長)である。同社はかねてよりファーウェイと販売代理店契約を交わし、ファーウェイ製のPCSや蓄電設備を販売する傍ら、ここに来て防犯システムを売り出す予定だ。というのも、イグアスは、EPC(設計・調達・建設)企業やO&M(管理・保守)業者などの取引先企業から盗難対策に関して多くの相談を受けていたのだ。
イグアスデジタルパワー本部事業推進部の齋藤怜央マーケティング担当は、「市販の防犯システムは、どれも決め手に欠けるものでしたが、ファーウェイさんの製品は他の製品と明らかに違いました。満充電であれば、無日照の下、約1週間連続で稼働し、最長5kmの長距離通信が可能なので、人里離れた僻地の太陽光発電所にも導入できます」としたうえで、「太陽光パネルや蓄電池、電源モジュールのほか、防犯カメラまで一式、支柱に搭載されています。だから、支柱さえ設置すれば、他の配線工事などが不要になり、僅か15分程度で施工できるのです。日本法人であるファーウェイ・ジャパンさんの徹底したトラブル対応やアフターサービスも魅力のひとつです」と説明する。
イグアスは、ファーウェイ製の機器を用いて発電事業者にリパワリング(大幅改修による出力増)を提案しつつ、盗難対策の提案を強めていく方針だ。イグアスの齋藤マーケティング担当は、「保険が使えなくなった今、ケーブルを盗まれてしまうと、発電事業者は自腹で修繕費を払わなければならず、発電の機会損失も考慮すると、大きな痛手です。だから、新製品紹介セミナーでも継続的に盗難対策の必要性を促していきます」と話す。
今や太陽光発電所の防犯システムは必需品だ。特に、様々な環境に適合した無線通信のファーウェイ製システムは、EPC企業やO&M業者にとって頼りになる製品と言えるのではないだろうか。