RE100電力、調整力取引ルール変更に向け準備万全
価格的中率95%超
この状況下、RE100電力(東京都中央区、黒淵誠二社長)は、「確かに市場の環境は変化していますが、お客様の収益確保に寄与するため、当社ではシステムを更新し、体制を整えました」と自信を見せる。
現に、同社はAI(人工知能)開発会社と開発した電力市場の価格予測システムと蓄電設備の制御システムを統合した新システムの運用を開始。JEPX(日本卸電力取引所)の価格予測の的中率を95%以上まで高めるなど、JEPXの価格差取引(アービトラージ)を含め、事業収益の向上に資する体制を構築したという。
黒淵社長は、「アグリゲーションの受託量を26年3月には100MW、30年には1GW規模まで増やす計画を掲げ、着々と受注を伸ばしています」と状況を語る。
再生可能エネルギー100%の電力供給を目指すRE100電力は、グループの日本エネルギー総合システムと系統用蓄電所のアグリゲーション事業を拡げていく構えだ。興味のある再エネ企業は、日エネグループを訪ねよう。