RE100電力、関東で蓄電所アグリゲーション開始へ
蓄電所運用で先行
特別高圧蓄電所から高圧蓄電所まで、600ヵ所以上で系統用蓄電所の系統連系の申請をしており、すでに系統連系が確実な案件が100ヵ所に達した。
系統用蓄電所を販売する日エネグループには今、国内外の投資家や金融機関、大手企業などからの申し込みの依頼が殺到している。これは、系統用蓄電所への投資を検討している投資家に対し、日エネグループが運用後の事業収益性に関して具体的に説明できるため、買い手に安心感を与えることができるからだろう。
背景にあるのは、RE100電力による蓄電所の高度な運用技術だ。同社は早くから国のアグリゲーション実証事業に参画し、技術や知見を磨きつつ、電力取引市場の価格予測システムや蓄電設備の制御システムを開発、両システムを統合したシステムを創設した。いまやJEPX(日本卸電力取引所)の価格予測の的中率は95%以上と高く、JEPXの価格差取引(アービトラージ)を含め、事業収益を高めるノウハウを築いたのである。
しかも、日エネグループは先駆けて系統用蓄電事業を始めた。24年7月には鹿児島県霧島市内で出力1.99MW、蓄電容量8128kWhの系統用蓄電所を稼働させ、アグリゲーションを受託したRE100電力は、JEPXや需給調整市場で取引している。24年9月には日本エネルギー総合システム(香川県高松市、黒淵誠二社長)がグリーンエナジー&カンパニーやDMMドットコムと蓄電所を保有する合同会社を設立し、複数の系統用蓄電所を運用する体制を整えた。つまり、日エネグループは、単に開発案件を売却するのではなく、長期に亘って客先の系統用蓄電所を運用し、収益性を高める支援ができるのである。
日エネグループは、特別高圧蓄電所から高圧蓄電所まで全国600ヵ所以上で系統用蓄電所の系統連系を申請し、すでに系統連系が確実な案件が100ヵ所に達した。興味のある方は、早速日エネグループに問い合わせてみよう。