ソラックス産業用蓄電池の魅力
住宅用から系統用まで
ソラックスの李菁会長補佐(左)とソラックス日本法人の唐莹社長
一方、ソラックスはAI(人工知能)機能を搭載した新製品の住宅用蓄電設備を製品化する。現在JET(電気安全環境研究所)認証を申請中で、年内にも発売する予定だ。また、コンテナ型やキャビネット型の系統用蓄電設備を日本市場に投入する構えで、住宅用から産業用や系統用まで蓄電設備を全方位で販売していく方針である。
ソラックスの李菁会長補佐は、「当社にとって日本は重要な市場と位置づけています。今後も日本に合った製品を供給し、モノだけでなく、サービスも含めて提案していきます」と意欲を示した。
ソラックスパワーネットワークテクノロジーは12年に太陽光発電用PCSメーカーとして設立。現在は1000人以上のエンジニアを擁し、世界80ヵ国以上で製品を供給。24年には上海証券取引所に株式上場を果たし、PCSや蓄電設備の販売を伸ばしている。
日本向けには、20年に住宅用ハイブリッド型蓄電設備を販売し、21年に日本法人のソラックスパワーネットワークを設立。日本企業へのODM(他社ブランドでの設計・製造)も手掛けている。今後は、蓄電設備の販売からアフターフォローまで含めたサポート体制を強化していく考えだ。蓄電設備の商品選びで悩んでいるEPC(設計・調達・建設)企業や商社、施工店は、これを機にソラックス製品を検討してみてはどうか。