限られた面積でも多くの発電量をもたらす
トリナの小型高出力パネル
電力代削減と脱炭素に貢献
こうした設備の強みもさることながら、白鶴酒造が太陽光発電設備を導入したのには、環境に配慮しながら電力代を削減したいという理由があったからだ。酒造りは通常、雑菌の繁殖が抑えられ、発酵の温度管理がしやすい冬に行われるが、同社では年中酒を製造しており、一年を通じて施設内の温度を低く保つために空調設備を多く使用し、電力代が嵩んでいたのだ。
そこで同社は、太陽光発電の利用を検討したが、今回は初期負担がないリース契約で設備を導入した。酒造りに必要な電力の5~7%分を太陽光電力で賄え、試算上は電力代削減を見込めるが、太陽光発電は気象状況に左右される。経済効果も大事だが、同社は年間40tに及ぶ二酸化炭素を削減できる点も設備導入の決め手だったという。
というのも、酒造りには、良質な水や米が不可欠で、同社の環境への意識は高い。実際、酒造用地下水の保全活動や省エネルギー化、環境負荷の少ない商品開発、3Rの推進など、自然環境と調和した事業を目指している。同社の松田環境統括室長は、「電力代の削減と脱炭素への貢献、双方に寄与できることから太陽光発電設備を設置しました」と振り返る。
いま自家消費用の太陽光発電の需要が高まっている。そしてトリナの小型高出力パネル、バーテックスSは法人のみならず、一般住宅でも活用しやすく、様々な場所で採用され始めている。太陽光発電のEPC(設計・調達・建設)企業は、提案の幅を広げるためにもバーテックスSを検討してみてはどうか。
Special thanks 株式会社ダイゼン東亮