「電力事業を縮小し、蓄電設備販売で増益を目指す」
スマートテック 小寺雄三 社長
住宅用エネルギー設備販売から太陽光発電所のEPCや電力小売りまで展開するスマートテック。電力市場価格高騰の影響で事業の見直しを迫られた。小寺社長に今後の方針を聞いた。
──2021年を振り返って。
1月に発生したJEPX(日本卸電力取引所)価格高騰の影響を大きく受けた。21年9月期は、設備販売が伸びて売上高こそ前期比2割増の約90億円だったが、10期以上ぶりに赤字を計上した。
売上比率は、太陽光発電のEPC(設計・調達・建設)が10%、蓄電設備などの卸売りが25%、直販が50%で、電力小売りが15%だった。電力小売りを除けば、過去最高の利益を出せたが、電力小売りの損失があまりにも大き過ぎた。
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