長州産業
融雪機能つきパネル新製品 8枚まで直列接続可能に
太陽光パネルメーカーの長州産業(山口県山陽小野田市、岡本晋社長)は今年8月、融雪機能つき太陽光パネルの新製品を発売した。定格電圧200Vに対応し、8枚まで直列接続できるようにしたほか、垂直積雪量300cm以下まで設置可能な製品に仕上げた。
同社の融雪機能つき太陽光パネルは、積雪時にパネルに内蔵しているヒーターを稼働させることでパネルに積もった雪を溶かす仕組み。積雪による発電量の低下を防ぐだけでなく、雪庇などの雪害や雪下ろし作業の軽減にもつながるという。パネルの公称最大出力は274W、変換効率は18.4%である。
従来品は、ヒーター部の定格電圧が100Vで、最大直列枚数は4枚だったが、新製品では定格電圧を200Vに引き上げ、最大8枚まで直列接続できるようにした。
その他、設置可能な垂直積雪量を150cm以下から300cm以下まで高め、施工方法もスレートアンカーやベタ置き架台、陸屋根瓦に加えて、瓦アンカー、支持瓦、掴み金具に新たに対応した。
また、ヒーター部の電源は、従来手動でオン・オフ制御する仕組みだったが、今回の新製品では降雪センサーにも対応。別途オプションにはなるが、降雪センサーと連動する形でヒーター部のオン・オフを自動制御することもできる。
製品名は『ほっとパネル』。