パナソニック
高効率住宅用PCSを発売
パナソニック(大阪府門真市)は9月9日、住宅用PCS(パワーコンディショナ)の新製品を発表した。変換効率を向上させたほか、筐体を小型にした。11月下旬に発売する予定である。
このほど発売するのは、屋内・屋外兼用のマルチストリング型PCSで、変換効率96.5%と、従来品の96%から高めた。そのうえ回路設計の改良などによる小型化により設置面積は従来品と比較して32%低減。出力は従来機と同様、5.5kWと4.4kWの2種類とした。
さらに同社は屋外用集中型PCSと屋内用集中型PCSの新型も発表。変換効率の向上と小型化を図り、前者の変換効率は96%、後者は96.5%である。
今回発売した製品は、すべて電力系統が停電した際に自動的に自立運転に切り替わる機能を搭載している。事前の設定が必要な機能だが、災害時に自立運転を活用できない事態を避けやすくなる。
発売時期は11月21日を予定しており、税別希望小売価格は、屋内・屋外兼用マルチストリング型の5.5kW機が46万円、屋外用集中型の5.5kW機が44万円、屋内用集中型の5.5kW機が41万円である。年間販売台数は、3製品合わせて3万台を目標とする。