再エネ発電所ファイル

Vol.69

讃岐の田んぼ1号設備

稲作と麦作の二毛作を行っている営農用太陽光発電所。発電事業者の讃岐の田んぼは、営農用太陽光発電と情報通信技術を用いたスマート農業を実施。九州大学農学部と共同で営農用太陽光発電における稲作を研究している。同社は、太陽光発電の電力と遠隔監視用のインターネット環境を利用して、圃場全体でWi-Fiが使える環境を整備した。農作業の生産管理システムを使用したり、遠隔操作で水門を自動制御したり、圃場の水位や水温、日照時間、雨量、気温、湿度などの情報を収集したりしている。日照時間に差があると、生育の悪い稲から害虫が広がることが分かったため、太陽光パネルの角度を水平にし、市松模様のように配置することで収量を安定させている。2021年に営農用太陽光発電で生産した米は、米の品質基準を示す等級検査で全量1等米の等級を獲得したという。

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