第15回
デジタル技術
読者のお悩みに答える本連載。今回はデジタル技術の活用による事業効率化を見据えた質問を取り上げる。
Q、太陽光発電所の管理・保守の効率を上げたいが、活用できそうな技術や製品はあるか。
まず太陽光パネルの点検の際のドローン(無人航空機)の活用が挙げられる。赤外線カメラと可視光カメラを搭載したドローンを自動航行させ、太陽光パネルの画像を撮影する。次に撮影した画像を専用のソフトウェアで自動解析し、不具合箇所を検出していく。ソフトによっては、報告書まで作成してくれるものもある。最近はAI(人工知能)が搭載された解析ソフトが増えており、故障箇所を検出しやすくなってきている。
遠隔監視装置も日々進化しており、取得した発電量データをもとに太陽光発電所の発電状況を自動で分析し、問題点を検出して逸失利益や回復可能損失などを定量化するシステムがある。故障検知や予知までしてくれるものもある。扱う製品を見直してみるのも手だ。
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