YAMABISHI
産業用蓄電設備に新機能追加 制御装置を改良
実際に設置された産業用蓄電設備。このほど制御装置を改良した
蓄電池PCS（パワーコンディショナ）を製造するYAMABISHI（東京都大田区、蓮池一憲CEO）は9月24日、産業用蓄電設備に新機能を追加する。制御装置を改良し、太陽光電力の効率的な自家消費に寄与する構えだ。
同社はリチウムイオン蓄電池とハイブリッドPCS、DC-DCコンバータ、蓄電池制御装置などを一体にした蓄電設備を販売しているが、このほど制御装置を改良した。従来は事前に設定したスケジュールや閾値通りに蓄電池の充放電を制御していたが、新しい制御装置は気象情報と需要家の電力消費動向をもとに太陽光発電の発電量と電力負荷を予測し、太陽光電力を効率的に自家消費するよう蓄電池の充放電を制御する。
同社は2013年より同設備を工場や学校などの公共施設や法人向けに提供しており、これまでに約150台、PCS出力換算で5MW以上納入した。蓄電池は東芝など外部から調達し、その他は自社で製造する。PCS出力は10～200kWまで対応可能だ。
