デルタ電子
新型PCS3種発売
PCS大手の台デルタ電子は8月23日、定格出力4kW、4.5kW、5.5kWの新型PCSの受注を開始した。定格力率は95%、変換効率は96.5~97%である。住宅用太陽光発電や低圧太陽光発電向けに3機種合計で初年度1.5万台の販売を目指す。
同社は2017年3月に低圧PCSの力率を95%に設定するよう連系規定が改定されたことを受けて新製品を開発した。施工性やメンテナンス性を高めるため、前面扉をビスレスの開閉式にしたほか、本体裏面に配線口を設け、壁内隠蔽配線にするなど改良している。4kW機と4.5kW機は変換効率が96.5%、5.5kW機は97%。MPPT(最大電力点追従)回路数は4kW機が2回路、4.5kW機と5.5kW機が3回路である。
さらに同社は9月9日に出力9.9kWの新型PCSの受注を開始した。最大容量を11kVAにして力率設定を90%にしても定格出力が9.9kWになるようにした。変換効率は96.5%で、MPPT回路数は6回路。最大過積載率は188%としている。住宅用太陽光発電や低圧太陽光発電向けに初年1万台の販売を目指す。