「年度内に蓄電設備を発売」
ラプラス・システム 堀井雅行 社長
14GW超の太陽光発電所に遠隔監視装置を販売してきたラプラス・システム(京都市、堀井雅行社長)。自家消費用の監視・制御装置の提案を強めており、年度内には産業用蓄電設備を売り出す。堀井社長に展望を聞いた。
──2021年度の総括を。
売上高は前年度比微減の22億円程で着地しそうだ。客先でPCS(パワーコンディショナ)などの設備が調達できず、施工が遅延した影響を受けたが、FITや自家消費案件など太陽光発電設備の建設需要は底堅いと感じている。物不足が解消されつつあるのか、2月上旬から受注が伸びている。
物不足の影響はあるが、我々は納期遅延が発生しないよう対応できている。コスト低減を目的に1年以上前から自社で部品調達を始め、部品調達に気を配っていたことが功を奏したように思う。不足しがちな部品は早めに発注したうえ、DIPスイッチなど入手困難な部品は、設計を見直して、使用せずに済むように対策を施していたのだ。
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