ネクストエナジー・アンド・リソース
高効率単結晶パネル2種発売
太陽光パネルを製造するネクストエナジー・アンド・リソース(長野県駒ヶ根市、伊藤敦社長)は2022年3月8日、単結晶型パネルを発売した。自家消費用などの屋根上設置を想定し、狭小な屋根にも載せられるよう変換効率を高めた。また、様々な環境下にも適応できるよう、高耐荷重型と軽量型の2種類を製品化した。
新型パネルには、いずれもバスバーを9本搭載した166㎜角のハーフカットセルを120枚導入した。そのうえで、高耐荷重型では、カバーガラスの厚みをそのままにフレームを強化し、耐荷重性を1㎡あたり11.6kgまで高めた。最大積雪量2.5m、最大風速46m/sに耐え得る製品に仕上げ、東北や北陸などの豪雪地域や台風の多い沖縄でも使用できるようにした。
一方の軽量型では、従来品より変換効率を約2ポイント、出力を70Wそれぞれ高め、24%の軽量化を実現。屋根の耐荷重性が不足している建物にも設置できるようにした。
新製品は、いずれも出力375W、変換効率20.5%で、寸法と質量は、高耐荷重型が1755㎜×1038㎜×35㎜、21.1㎏、軽量型が1755㎜×1038㎜×30㎜、15.1㎏である。
製品保証は12年、出力保証は25年とし、10年の経済損失補償も付与する。発売初年度は、高耐荷重型を75MW、軽量型は国外を含めて47MWの販売を目指す。