「ヘテロ接合型の高出力パネル投入狙うは自家消費と住宅用」
RECソーラージャパン ジョン・キム社長
数少ない欧州系太陽光パネルメーカーのRECソーラー。日本でどう展開するのか。グループのAPAC担当副社長で日本法人社長を兼任するジョン・キム氏に聞いた。
──直近の日本における事業概況は。
APAC(アジア太平洋)において日本は重要な国の一つだが、2018年はグループ戦略上、米国など別の地域に力点を置いたため、日本向けの出荷量は約60MWにとどまった。とはいえ、引き続き日本は成長市場と認識しており、19年はここまで前年を上回るペースで推移している。
我々は従来、多結晶パネルに特化していたが、18年末にn型単結晶パネルを投入したほか、19年からはp型単結晶パネルも発売し、品揃えを拡充させている。いずれもハーフセル搭載の高出力パネルで、現在の主力はn型単結晶パネルだ。
我々のパネルは屋根上の商業施設などで採用されることが多い。これら新型パネルの投入で、高出力を求めるユーザーの要望に応えられていることも日本向けの出荷量が伸びている理由の一つだろう。
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