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ウェザーニューズ

高性能気象観測機発売 太陽光電力を活用可能

気象環境を測る遠隔観測機のソラテナ(Ver.2.0)

気象情報販売のウェザーニューズ(千葉市、草開千仁社長)は2022年3月23日、新型の気象観測機を発売した。気象環境を測る遠隔観測機として法人向けに販売する。

同社の気象観測機は、気温、湿度、気圧、風向、風速、照度、紫外線、雨量の全8要素を1分毎に観測する装置である。専用のSIMカードが搭載されており、全国各地で利用できる。観測機のプラグをコンセントに挿し込むと、自動で観測する簡易な仕組みで、観測データはクラウド上に保存される。

同社は今回、基盤を改良して軽量・小型化を図りつつ、従来品より消費電力を70%削減し、2.2Wから0.6Wへの省電力化を実現。これにより、毎分1回観測しても電気代は月々12 円程度である。

また、市販の太陽光パネルの直流電圧5V と12Vに対応させ、太陽光発電設備の電力を活用できるようにしたうえ、防水機能を高めた。電力を確保できない屋外でも使用でき、満充電状態で無日照環境下4~5日の稼働を可能にした。顧客の要望に合わせて蓄電池を搭載した出力15Wの太陽光パネルを提供する。

利用者はパソコンやスマートフォンで1分毎の観測データを確認できるほか、過去の観測データをダウンロードすれば分析できる。

外形は、直径最大約1400㎜、高さ約2000㎜で、質量は約1㎏。商品名は『ソラテナ(Ver.2.0)』。

同社は気象観測機の販売に際し、リース方式も用意。別途定額の通信代を徴収するが、22年5月末までの購入者を対象に通信費を3ヵ月間無料にする。

ソラテナ利用者が見る専用WEBサイトの画面

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