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[太陽光パネルの劣化対策]

手軽なPID対策を発見 設置済みパネルにも有効

岐阜大学がこのほど太陽光パネルの劣化現象、PIDに対する簡易な対策を発見した。液体ガラスを塗布するだけで済むという。

岐阜大学 工学部電気電子・情報工学科 大橋史隆 助教 プロフィール●おおはし・ふみたか1979年岐阜県生まれ。2009年サリー大学大学院博士後期課程物理科学工学専攻修了後、同年岐阜大学産官学連携研究員、11年特任助教、14年テニュアトラック助教、18年4月より現職。専門は太陽光パネルの材料研究開発など。

太陽光パネルの発電性能が短期間で急激に劣化する現象をPID(電圧誘起劣化)と呼ぶが、未だにその発生メカニズムは解明されていない。ただ、原因の一つとして、太陽光パネルに高電圧がかかることによってカバーガラスからナトリウムが内部に漏れ、セルに到達すると劣化が起きることは分かっている。

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