「太陽光パネル販売本格化 高効率品で屋根上を狙う」
インリー・グリーンエナジージャパン 張文波 社長
再始動した新生インリー。太陽光パネル生産を再開し、このほどセルの新工場を建設するという。日本ではどう動くのか。インリージャパンの張社長に聞いた。
──親会社のインリーチャイナが再始動したようだが。
再建プロセスを経て新生インリーとして再始動した。国主導で再建してきたため、国営企業の色合いが濃いが、民間の戦略投資家から出資を受けることが決まった。今後は民営化を進め、株式上場を目指す方向だ。
これに伴い、工場や生産設備を刷新した。2021年には中国国内4拠点で太陽光パネルの生産を本格化させており、4拠点合わせた年産能力は13.7GWである。22年6月15日には中国・保定市内で年産能力10GWの太陽電池セル新工場の建設を始めた。
現在はP型単結晶セルを調達してパネルを生産しているが、セル新工場が完成すると、当社のトップコン技術を導入したN型単結晶セルを搭載する。これは変換効率が非常に高い商品だ。なお、このほどブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンスの格付けで『ティア1』に選ばれた。
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