新電力に瞬く寂光

[第37回]

分散型リソース活用のための3大要件

アグリゲータ(特定卸供給事業者)が分散型リソースを活用するための3大要件である「収集」、「管理」、「運用」についてアンプレナジーの村谷社長が解説する。

村谷敬(むらたに・たかし)

1980年生まれ。群馬県出身。成蹊大学法学部法律学科卒。行政書士。エナリス、エプコで培った電力自由化業界の経験を基礎に、電力ビジネスのコンサルティングを行う。エネルギー法務を手がける村谷法務行政書士事務所の所長を務め、2017年にAnPrenergyを設立、代表取締役に就任。

アグリゲータを目指すには、分散型リソースのうち自社に有益なリソースを把握することが肝要だ。とはいえ、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)や蓄電池、EV(電気自動車)が増加傾向にあるとしても、ZEHの施工件数は2020年度末で27万戸、日本の総住宅数の4%に過ぎない。EVに至っては車の年間販売台数の僅か1%未満だ。限りがある以上、リソースの取り合いが起こるのは必至で、いかにして効率的にリソースを収集すべきかを考える必要がある。

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