YKKAP
太陽光搭載カーポート発売
住設大手のYKKAP(東京都千代田区、堀秀充社長)は2022年7月19日、太陽光パネル搭載カーポートを発売した。国内の戸建て住宅や商業施設向けにハウスメーカーや代理店を通じて販売する。24年度末までに同製品の販売で年間3億円の売上を目指す。
同社はソーラーフロンティアから調達した出力5kWの太陽光パネルと4.8kWのPCS(パワーコンディショナ)を搭載して製品化した。アルミ製の折板屋根を採用して耐久性を高め、最大風速46m/s、最大積雪150㎝まで耐えられる設計にした。なお、耐雪性能は30㎝、60㎝、100㎝、150㎝と計4種類用意した。
同社エクステリア本部エクステリア商品企画部ガーデン・ルーフエクステリア商品企画室の和久太郎氏は「折板屋根を隠すようにパネルを敷きつめ、建物と調和するよう意匠性を高めた」と語る。
標準仕様は自動車2台分で幅5504㎜×奥行き5450㎜×高さ2355㎜、耐雪性能は300㎜。カーポートの価格は54万7600円、太陽光発電設備は305万6600円。カーポートには15年のシステム機器保証が、太陽光パネルには20年の出力保証がそれぞれ付く。製品名は『ジーポートPro PV 900』。
なお同社は、太陽光発電設備の調達に支障が出ており、太陽光搭載型は8月以降一時販売を休止し、カーポート単体の販売のみ受け付けるとしている。