Products Review

ヴィガラクス

太陽光・蓄電池付きコンテナ施設発売

『ソーラーシェルター』

災害時の仮設診療所を販売するヴィガラクス(神戸市、横山和也社長)は2022年7月6日、太陽光発電設備と蓄電設備を搭載したコンテナ施設の販売を開始すると発表した。防災備蓄倉庫や災害時施設のほか、コインランドリー、宿泊移設などの利用を想定している。初年度20棟の販売を目指す。

同社は、建築用の20フィートコンテナに太陽光発電設備と蓄電設備を搭載し、給電経路がない場所でも電力を確保できるコンテナ施設を商品化した。コンテナの内部には作業できる居住スペースを確保し、LED照明や電源コンセントを収納、利便性を高めたという。

搭載した再生可能エネルギー設備は、出力約3.4kWの加・カナディアン・ソーラー製太陽光パネルと同3kWの中・グローワット製PCS(パワーコンディショナ)に、蓄電容量7.2kWhの中・パイロンテック製蓄電池。太陽光パネルからの給電で蓄電池は約2時間で満充電となる。

同社の横山社長は、「自然災害が多発するなか、BCP(事業継続計画)対策を講じたいという要望が多い。企業や自治体、介護施設などへ販売していく」と語る。

外形は幅605.8cm×奥行き243.8cm×高さ289.6cm。製品名は『ソーラーシェルター』。価格は輸送費と設置工事費別で税抜660万円。

太陽光発電設備と蓄電設備を搭載して再エネを活用。コンテナの内部には居住スペースを確保し、利便性を高めた

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