ニチコン
EV・PHV用急速充電器販売 50kW機と100kW機
蓄電設備製造のニチコン(京都市、吉田茂雄社長)はEV(電気自動車)用の三相急速充電器を2022年9月に発売する。PHV (プラグインハイブリッド車)にも給電できる充電器で、商業施設や公共施設へ代理店などを通じて提案し、初年度500台の販売を目指す。
定格出力50kW機と100kW機の2種類の急速充電器を商品化した。設置スペースが限られている場合を想定し、小型化かつ軽量化を実現。両機とも同形にして着床面積を0.28㎡に抑えた。100kW機には給電口や操作パネル、表示ディスプレイを各々2つずつ設け、車2台の同時充電を可能にした。
50kW機は、製品名が『NQC-TC504P』、メーカー希望小売価格は税抜340万円、質量260kg。100kW機は、『NQD-UCX04P』、税抜730万円、300kg。外形は両機とも幅700mm×奥行き400mm×高さ1900mm。製品保証期間は1年間、防水・防塵の保護等級はIP55。なお同社は別注で重塩害対応品も販売する。