「化石燃料依存の社会を終わらせる」
自然電力 長谷川雅也 代表取締役
再エネ発電所の開発からEPCやO&Mまで、国内外で幅広く再エネ関連事業を展開する自然電力グループ。これまで1GW超に及ぶ再エネ開発に携わってきたが、同社にとってはまだ道半ばであるようだ。
──2011年6月の設立から10年余りが過ぎた。
二酸化炭素を排出しない再生可能エネルギーを増やすべく、再エネ発電所の開発からEPC(設計・調達・建設)、O&M(管理・保守)まで一気通貫のサービスを提供してきた。国内外における開発実績は1GWを超え、売上規模は(独・ユーイとの合弁会社である)ユーイ自然電力を含むグループ合算で350億円を超えるまでに成長した。
国内ではFIT案件を中心に加速度的に拡大してきたが、最近では〝非FIT〟のPPA(電力売買契約)案件なども多くなってきた。日本にとどまらず、東南アジアや南米など海外進出も果たせたのも成果だろう。
もっとも、海外事業は現地主導で行う。人も組織も再エネの特徴と同じ自立分散型が望ましい姿だからだ。そこで重要となるのが我々が〝パーパス〟と呼ぶ理念の共有だ。18年にグループのパーパスを『青い地球を未来につなぐ。(We take action for the blue planet.)』と制定した。従来と大きな方向性は同じだが、シンプルかつ共有しやすい文言にした。
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