Products Review

落雷抑制システムズ

球形の避雷針発売 太陽光発電所向け

避雷針開発の落雷抑制システムズ(横浜市、松本敏男社長)は大小2種類の球形状の避雷針を2022年11月1日に発売した。太陽光発電設備や蓄電設備を設置した施設での利用を想定し、提案を強めていく構えだ。

避雷針は雷を呼び込み地面へ電流を逃がすことで建物を保護する装置だ。落雷を誘導するため、先が針状に尖っているが、同社は落雷が頻発しないよう、抑制する機能を持たせた。装置全体を球形状に加工したうえ、正極の電極を、雷雲の下層の電荷と同極の負極の電極で包むステンレス二重構造にしたのだ。

同社の松本社長は、「もちろん、一般の避雷針と同様の保護機能はあるが、雷が落ちると、少なからず影響があるので、落雷が頻発しないように抑えるという発想で今回は開発した」と経緯を語る。

製品名は『避雷球』。寸法と質量、価格は、大型が、直径200mm×高さ390mm、5.5kg、税抜300万円、小型が、直径120mm×高さ235mm、2.2kg、税抜200万円である。

なお設置費用は別途かかる。製品保証期間はともに最大10年間だ。

同社が開発した大型の『避雷球』

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