ダイドーハント
金属屋根用のパネル取付金具発売
太陽光パネル取付金具製造のダイドーハント(大阪府吹田市、肌勢宜記社長)はこのほど、金属屋根用のパネル取付金具を発売した。パネルの固定金具を1種類にまとめて施工性を高めた。法人向け自家消費市場を開拓していく。
同社はハゼ式や重ね式折板、立平葺や瓦棒葺、勘合折板屋根に対応した金具を開発。太陽光パネルの中間部と端部で固定金具の形を変えるのが一般的だが、兼用できる仕様とした。狙いについて同社ソーラー・エコ事業部の髙橋寛之課長は、「産業用では、1つの案件で使用する金具の数が多く、固定金具が2種類あると管理が大変だ。管理をしやすくして、施工性を高めた」と話す。同社は2022年5月に同製品の試験販売を開始。このほど本格的に売り出し、出荷も始めている。
同社はこれまで主に住宅用パネルの取付金具を製品化してきたが、自家消費を目的に太陽光発電設備を導入する企業が増えていることから、金属屋根用の製品を製品群に加えた。商社や太陽光発電設備の販売・施工会社向けに提案を強めていく構えだ。