「自家消費・非FIT需要を捉え、成長を続ける」
エナジー・ソリューションズ 森上寿生 社長
遠隔監視装置大手のエナジー・ソリューションズは自家消費用や〝非FIT〟太陽光発電所向けの製品開発に力を入れている。今後は蓄電設備との連携機能を拡充していく方針だ。
──2023年2月期の業況は。
売上高は前期比微増の11億円程度に落ち着く見込みだ。再生可能エネルギー関連市場の変化に伴い、サービスや製品が変わってきた1年だったように思う。
これまでは主にクラウド型の遠隔監視サービス、『ソーラーモニター』をFIT太陽光発電所向けに提供してきたが、自家消費用太陽光発電設備向けのEMS(エネルギー管理システム)、『ソーラーモニターオフグリッド』の需要が急拡大している。8月には二酸化炭素排出削減量・率を算出する機能を搭載し、対応力を高めた。
加えて、オフサイトPPA(電力売買契約)を含む〝非FIT〟太陽光発電所でもソーラーモニターを使いたいという要望が増えた。FIT太陽光発電所向けのものとは必要な機能が異なることから、専用のクラウドサーバを立ち上げ、サービスの提供を本格化している。
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