太陽光の父が聞く

長期のビジョンを持て 太陽光の未来は明るい

〝太陽光の父〟、桑野幸徳氏が闊達な議論を交わす新コーナー。今回のお相手は、桑野氏とともに日本で初めて太陽光発電の逆潮流を実現した多山洋文氏。太陽光発電市場の礎を築いた両氏が未来を語った。

プロフィール●桑野幸徳(くわの・ゆきのり) 1941年福岡県生まれ。63年熊本大学卒業後、三洋電機入社。79年に集積型アモルファスSi太陽電池で世界初の工業化を果たし、92年に自宅に太陽光発電設備を設置して国内初の系統連系を実現。2000~05年三洋電機社長に就任。11年間に亘って太陽光発電技術研究組合の理事長を務め、以後同組合の名誉顧問。大和ハウス工業監査役、オプテックスグループ取締役を兼務。

桑野氏●90年代に入ると、太陽光業界では、太陽光パネルの変換効率が上昇し、住宅の屋根にパネルを載せて発電させれば、家庭の消費電力を賄える水準まで技術が発達したので、余った電力を電力会社に買取ってもらえないだろうかという逆潮流の発想が生まれるのです。

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