Products Review

エクソル

マルチバスバーの単結晶型パネル発売

今回発売した60セル、325Wの製品

太陽光商社のエクソル(京都市、鈴木伸一社長)は5月9日、単結晶シリコン型太陽光パネルの新製品を発売した。太陽電池セルのバスバーを従来の5本から12本へ増やし、変換効率を向上させた。主に住宅用太陽光発電での需要を見込む。

今回発売した太陽光パネルは同社の販売する『XLMシリーズ』の新製品で、60セル、50セル、48セルの3種を同時に発表。出力はそれぞれ325W、270W、260Wとなる。バスバーの本数を増やしたことでパネル変換効率が増しており、60セル品では20%に達する。出力も、同サイズの従来品と比較して5%向上したという。このほか、フレームの水切り加工やPERCセルを、従来品から引き続き採用している。

加えて、従来よりも細かくバスバーが張り巡らされていることにより、バスバーの断線や、セル内のクラックによる発電ロスの影響を軽減でき、長期に亘る発電量の安定性も向上した。

同社は、個々のバスバーが細く目立たなくなったことで意匠性にも優れるとしており、特に住宅屋根向けに営業を強める方針という。

寸法については従来品から変更はない。希望小売価格は60セル品で19万5000円。

新製品のセルイメージ(左)。バスバー本数は従来品(右)の2倍以上となった

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