Products Review

リープトンエナジー

単結晶型パネルにハーフカットセル採用

新発売した144セル品

太陽光発電設備メーカーのリープトンエナジー(兵庫県神戸市、周鳴飛社長)は5月8日、ハーフカットセルを搭載した太陽光パネルを発売した。単結晶シリコン型のみで、120セル品と144セル品を取り揃えた。日本と海外の両方で拡販する。

ハーフカットセルを用いると、電気抵抗の低減により、発電効率の向上と温度上昇の抑制を実現できる。これにより、同社の従来販売する通常セルの製品と比較して出力が20W向上したという。120セル品は出力320~335Wで変換効率19~19.9%、144セル品は同380~400Wで変換効率18.9~19.9%である。

寸法は従来よりもやや増しており、120セル品は60セル品と比べて長辺が44mm長く、144セル品は72セル品と比べて同じく48mm長い。短辺は両製品ともに12mm増した。

同社は新製品の販売展開について、「住宅向けの需要も視野には入れているが、まずは産業用太陽光発電所向けの販売に力を入れる」とし、国内のほか、中国と東南アジアにも展開する方針だ。2019年度中に100MWの出荷を目指す。価格はオープン価格としている。

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