エクソル
小容量・低価格の住宅用太陽光発電設備発売
太陽光専業企業であるエクソル(京都市、鈴木伸一社長)は4月11日、合計出力1kW未満の住宅用太陽光発電設備の販売を開始すると発表した。設備一式で39.8万円前後の実売価格を想定しており、小容量で低価格な住宅用太陽光発電設備となる。予算の都合上、設置を諦めていたユーザーや、屋根への負担が少なく設計の自由度が高いことから、狭小住宅などに提案していく。
同社が新発売した住宅用太陽光発電設備は、太陽光パネル1枚単位のPCS(パワーコンディショナ)機能を持つマイクロインバータを採用したもの。定格出力325Wの太陽光パネルと定格容量300Wのマイクロインバータを組み合わせたマイクロインバータつきパネル1〜3枚及び架台・金具を基本セットとして、20年の設備保証を付与したうえで提供する。余剰電力の取扱いについては、FITを活用する方針で、マイクロインバータのJET認証も取得する予定だが、まずは非認証品として売り出す。
太陽光パネル3枚搭載設備(パネル出力975W)を設置する場合、実売価格は工事費を含めて39.8万円前後を想定。家庭によっては、約3割の電気使用量削減効果が生まれるとしており、「5年程度で投資回収することも可能だ」(鈴木伸一社長)。