オムロン
屋外仕様の単相PCS 自家消費用途に発売
小型PCS大手のオムロン(京都市下京区、山田義仁社長)は、屋外仕様の単相PCSの新製品の販売を4月より開始した。小型、軽量かつ250%を超えるパネル過積載に対応可能であるほか、自立運転機能も搭載。小規模施設などにおける自家消費用途での採用を狙う。
同社がこのほど発売した単相PCS『KPW-Aシリーズ』では、単機容量4.8kW機と同5.5kW機の2種類を用意、保護構造IP66の重塩害対応タイプも揃えた。1回路あたりの最大動作入力電流が11A、最大許容短絡電流が12Aと高く、高電流入力を必要とする高効率パネルにも対応。パネルの仕様によっては、パネル過積載率250%以上の設計も可能だという。
PCS本体の外形寸法は幅450mm×高さ484mm×奥行232mmと小さく、質量も20kgと軽量化を実現しているため、1人で設置作業ができ、機器左右の離隔距離は3cmでよいことから、省スペース化にも寄与する。
1.5kVAの自立運転機能を搭載し、停電時にも太陽光電力を使える。自立運転機能を搭載していない野立て専用PCSである『KPVシリーズ』との併設も可能だ。
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