リープトンエナジー
n型単結晶パネル今夏発売へ 両面発電タイプも用意
太陽光パネル製造のリープトンエナジー(神戸市、周鳴飛社長)は2023年夏頃を目途にn型単結晶太陽光パネルの受注を開始する。通常の片面発電タイプに加え、両面発電タイプも用意し、商社や販売・施工会社などへ拡販する。国内外で年間1GW規模の出荷を目指す。
同社はこのほどトップコン技術を導入したn型単結晶パネルの生産を開始した。従来のp型単結晶パネルよりも出力を10%程高め、経年劣化率を0.15ポイント減の年率0.4%まで抑えた。現在太陽光パネル工場を増設しており、23年8月にはパネルの年産能力を3GWまで引き上げる。182mm角ウエハを採用し、片面発電タイプと両面発電タイプで4つずつ、計8つの製品を用意する。
具体的には、片面発電タイプが、最大出力430W・変換効率22%の54セル相当品と、480W・22.1%の60セル相当品、585W・22.6%の72セル相当品、625W・22.5%の78セル相当品。両面発電タイプは473W・22%の54セル相当品と、528W・22.1%の60セル相当品、644W・22.6%の72セル相当品、688W・22.5%の78セル相当品である。いずれも、出力保証は30年、製品保証は15年。