エリーパワー

容量1.3kWhの小型蓄電設備を開発　集合住宅向け

2019年02月号

連載

畜電設備メーカーのエリーパワー（東京都品川区、吉田博一社長）はこのほど、蓄電容量1.3kWhの蓄電設備を開発した。マンションやアパートなどの集合住宅向けの製品で、今年7月より出荷し、初年度3万台の販売を目指す。

同社が開発したのは蓄電容量1.3kWh、出力0.5kW、質量約30kgの蓄電設備。一般の蓄電設備は、設置場所の制約もあって戸建住宅向けの製品が多いが、同社は新製品を幅650×奥行150×高さ390mmと室内エアコン並みに小型化し、壁掛け式とすることで室内での設置をしやすくした。近年、台風や地震などによって停電の発生が多くなっており、非常用電源の需要が高まっていることから、同社は新製品の開発に至った。

新製品には、無線通信機器を標準搭載、稼働状況を常時監視できるようにし、今後普及するといわれるVPP（仮想発電所）への対応も見据えた設計としている。