カナメ
自家消費専用の太陽光発電設備を発売 パネル1枚から設置可
太陽光取付金具メーカーのカナメ(栃木県宇都宮市、吉原正博社長)は1月1日、自家消費専用の住宅用太陽光発電設備の販売を開始した。太陽光パネル1枚ごとにPCS(パワーコンディショナ)と接続箱機能を内包し、太陽光パネル1枚からの設置を可能にした。
同社は出力300Wの太陽光パネルに出力250WのPCSと接続箱機能を入れ込んで独自の太陽光発電設備を開発。パネル1枚あたり2㎡程の面積があれば屋根上だけでなくベランダなどにも設置できる。取付金具は設備に含んでいないが、同社がセットで提供することも可能だ。
同社は、パネル3枚で一般世帯の日中の電気をほぼ賄えると試算しており、需要家への提供価格は50万~80万円を想定している。同社は全国の工務店やハウスメーカー、リフォーム会社へ販売し、2019年度に600棟、1.5億円の売上げを目指している。