アンカー・ジャパン
太陽電池付き充電器の新モデル発売 従来品より高出力
小型充電機器を開発する中アンカー・イノベーションズの日本法人アンカー・ジャパン(東京都中央区、井戸義経社長)は8月22日、太陽電池で発電する携帯端末用充電器を発売した。付属の差込口を介して携帯電話やタブレット端末、同社の扱う小型蓄電池への充電が可能。災害対策などの需要が多いという。
同製品は出力60Wの単結晶型太陽電池を搭載し、折り畳むことで手軽に持ち運ぶことが可能だ。アンカー・イノベーションズが開発し、アンカー・ジャパンが日本で販売する。
以前より、出力15Wと21Wの太陽電池付き充電器が同社グループの製品群に含まれていたが、今回大幅に高出力な製品を発売した。
開発担当者は、「当社では防災やアウトドア用に小型蓄電池も販売しているが、従来の太陽電池付き充電器は出力が小さく、野外での充電に使えなかった。そのため、より高出力のものを開発した」という。実際、災害対策の目的で、蓄電池と太陽電池付き充電器を併せて購入する顧客が多いようだ。
充電器は、蓄電池に充電するためのDC差込口1つと、携帯電話などに充電するためのUSB差込口2つを備えるが、これら2種類の差込口を併用することはできない。
製品名は『Anker PowerPort Solar 60』、価格は税込1万9800円である。