Products Review

クラショウ

太陽光パネル除雪機発売へ

除雪機は1台10万円とする予定。設置費を含めても1MW当たりのコストは2万円程度という

金属加工を手掛けるクラショウ(大阪府河南町、平山朝美社長)は、韓リセット・カンパニー製の太陽光パネル用除雪機の国内販売に乗り出す。機械はブラシをパネル面に沿って動かすことで雪を払い落とす仕組み。来春から本格販売する予定だ。

除雪機は電気駆動式で、ブラシは最大長9mまで伸ばすことができる。ただし、伸縮機能は持たないため、条件の異なる複数の現場で使い回すことはできない。センサで降雪を感知するとブラシが4m/分の速度で太陽光パネルの上面を移動し、除雪を行う。

開発したリセット・カンパニーの韓鎮交取締役は、「当初はより高速で動く設定にしていたが、ある程度雪が積もるまで待たなければ無駄に稼働することになるので、速度を落とした」と語る。

リセット・カンパニーは2016年9月より除雪機の開発を始め、展示会を通じてクラショウとの協業を決めた。日本での販売はクラショウが担う。同社の宮本幸三営業・開発部長は、「当社が営業活動を行うが、メンテナンスのしやすさを考慮し、施工は各現場の近辺の業者に委託したい」と話す。

すでに60件余りの注文があるようだが、今冬に実証試験を行う予定で、発売は来春になる。

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