太陽光めぐり

[千葉県]

COOL TREE

太陽光で熱中症を防げ

❶1基当たり1kW規模の薄膜型太陽光パネルを搭載。今回は1基のみに涼感設備を設置している。❷六角形の形状により、複数台を蜂の巣状に緊密に配置することができる。❸座面を冷やすペルチェ素子。消費電力10~20W程度で、氷点下10度以下までの冷却が可能だ。❹設置場所である柏の葉スマートシティは『環境共生都市』をテーマの一つとし、街の各所に再生可能エネルギー発電設備が導入されている。

この夏は、風水害もさることながら、記録的な猛暑が人々を苦しめている。身にまとわりつく熱気と刺すような日差しに、外出も億劫になる。

そんななか、千葉県柏市の団地内に、木製の不思議な構造物が登場した。クールツリー(COOL TREE)と名付けられたこの設備は、キノコ状の傘の下に日陰を作るというものだが、ただ日差しを遮るだけではない。傘の上に備えた太陽光パネルで発電を行い、利用者の涼感を増幅させるための装置を稼働させるのだ。

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