ネクストエナジー・アンド・リソース

新型カーポート発売両面発電パネル採用

2020年10月号

連載

商業施設などへの設置イメージ（左）と、戸建住宅への設置イメージ（右）

太陽光発電商社のネクストエナジー・アンド・リソース（長野県駒ヶ根市、伊藤敦社長）は2020年8月20日、両面発電太陽光パネルを採用したソーラーカーポートの販売を開始した。戸建住宅や商業施設などでの自家消費需要を見据えて製品化した。太陽光パネルの出力換算で年間40MWの出荷を目指す。

同社は、太陽光パネルを5kW搭載した自動車2台分のカーポートから、産業用の大型カーポートまで提供する。同社エネルギーイノベーション営業本部の太田栄二取締役兼本部長は、「カーポートは高さが2m以上あり、反射光を利用しやすい。片面発電パネルを用いた製品と比べて10％以上は発電量が向上するだろう」と話す。

同社は現在、片面発電パネルと両面発電パネルを使ったカーポートの発電量を比較する実証試験を行っている。

同社は、太陽光パネルの重量を想定した強度設計で、最大風速38m/s、最大積雪60cmまで対応できる仕様とした。カーポートに15年のシステム機器保証を、太陽光パネルに30年のリニア出力保証を付与する。