三井住友建設
72セルパネル対応の水上太陽光架台開発
水上メガソーラー向けフロートシステムを製販する三井住友建設(新井英雄社長)は8月8日、72セル太陽光パネルに対応したフロートシステムを開発したと発表した。パネルの大型化に伴い、適合する架台のニーズを汲み取って製品化した。
新製品は従来製品と構造は同じで、1つのフロートに1枚の太陽光パネルを設置する。変更点は、フロート同士をつなぐ連結板の大きさだ。これにより、幅1800~1980㎜×奥行980~1000㎜×高さ35~50㎜のパネルであればメーカー問わず72セル搭載パネルの設置が可能となった。大型パネルに対応することで、設置枚数を減らし、工期短縮、施工費の低減に寄与する構えだ。
同社のフロートは、内部に発泡スチロールが充填されており、フロートが損傷しても浸水を防ぎ水没しない。また、耐久性が高く容易に取付けられる緊結バンドを採用することで組み立てやすく工期の短縮化が図れるといった特徴がある。
同システムは国内のみならず、タイやシンガポールへの供給実績もある。昨年12月には海外における販売強化に向けて、台湾に現地法人を設立した。