Products Review

太陽工房

可搬型の独立電源設備3種発売 リン酸鉄リチウム蓄電池採用

独立電源設備開発の太陽工房(東京都品川区、須藤誠社長)は2020年9月、太陽光パネルと蓄電設備を組み合わせた可搬型の独立電源設備を3機種発売した。4000サイクル以上の充放電が可能なリン酸鉄リチウムイオン蓄電池を採用。山間部などでの需要を見込む。

同社は、蓄電容量1.2kWh/出力1kWと、1.2kWh/0.3kW、2.4kWh/0.3kWの計3機種の蓄電設備に、それぞれ出力100Wの単結晶シリコン型太陽電池セルを使ったフレキシブル太陽光パネルを組み合わせて提供する。蓄電設備には太陽光パネルと商用電源から充電でき、別売りの変換ケーブルを使えば市販の太陽光パネルも接続できるようにした。

従来製品では、蓄電池の入った設備の蓋を開けなければ、給電できなかったが、付属のケーブルを使うことで、蓋を閉めたまま給電できるようにした。同社の須藤誠社長は「顧客の様々な要望に対応すべく、汎用性を高めた」と話す。

蓄電設備の保護等級をIP67の防水・防塵仕様とし、雨天時でも活用できるようにした。税込み26万9800円から売り出す。

製品外観

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