Products Review

インフォミクス

4G/LTE対応遠隔監視装置を発売

三相PCS5台以下用の外観

太陽光発電設備向け遠隔監視装置を開発するインフォミクス(三重県四日市市、尾崎友則社長)は7月1日、4G/LTE回線対応の新型遠隔監視装置を発売した。すでに次世代5G回線の開発も進むなか、従来の3G回線から4G/LTE回線への移行が顕著なためだ。発売3ヵ月で200台の販売を目指す。

これまでは、4G/LTE回線に対応すると、部品単価が高額になり、結果として低価格での提供が難しかった。そこで今回、一般の通信速度に比較し遅い規格を採用することで、同社は既製品よりも安く提供するという。

新製品は、単相PCS(パワーコンディショナ)12台以下用と三相PCS5台以下用の2種に分かれており、NTTドコモとKDDIの回線に対応。分岐ブレーカ部分の交流電流をセンサで測定し、1時間ごとの累積発電量をアップロードする。同社は今年夏から秋にかけソフトバンクのLTE回線に対応した製品の市場投入を予定している。

尾崎社長は、「この夏から秋に発売する製品の次のモデルから機能の拡張を図りたい。累積発電量を計測・表示する間隔を現在の1時間から5分単位にする予定だ」という。

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