ウェーブエナジー
分散型PCS一体型キュービクル
配電盤メーカーのウェーブエナジー(東京都港区、溝口昭次社長)は、2~3t車で搬入できる分散型PCS(パワーコンディショナ)一体型キュービクルをこのほど開発した。6月に販売を開始する。
同社が開発した新製品は、分散型PCSに交流集電盤、変圧器、送電盤を一体化したもの。高さが1200mmであるため、一般的なキュービクルと比べて太陽光パネルに影がかかりにくいうえ、パネルの下に設置することもできる。2~3t車で搬入でき、ゴルフ場のカート道などを利用すれば施工費や造成費の削減にも繋がるという。
直流電圧はPCSの種類によって1000V~1500Vまで対応可能。定格容量は300kVA、330kVA、500kVAを用意した。複数台を組み合わせることで、大規模太陽光発電所にも活用しやすい。
なお製品名は、『SOLAR SPEC MINI T』。