屋根技術研究所
折板屋根向け取付金具
太陽光発電向け取付金具大手の屋根技術研究所(愛知県高浜市、都築城二社長)は今年5月、折板屋根用取付金具の新製品を発売した。ラックレス化によって、価格を既製品に比べ半値以下に抑えた。
従来品は屋根にラックを固定し、その上に金具を取りつけてパネルを設置していたが、割高になっていたうえ、ラックの長さを調整する必要が生じた場合は、都度現場で切断する手間がかかった。
そこでラックを用いず、屋根に取りつけた金具でパネルを固定する製品を開発。設計強度の確認、評価に時間を費やし、5月に市場投入した。都築社長によれば、価格は「従来品の半分程度になるだろう」。
新製品は穴をあける仕様のため、雨水が金具下に溜まって屋根材が腐食しないように、ビスとビスの間から水が流れるように工夫したという。
重量は3分の1から5分の1以下の軽量化を実現、施工性の向上や輸送費の低減にも寄与する。なお、屋根に取り付ける金具とパネルを固定する金具はアルミ製で、ボルトやビスはステンレス製だ。