東芝エネルギーシステムズ
住宅用太陽光パネルに新製品
東芝エネルギーシステムズ(畠澤守社長)は3月に住宅用太陽光パネルの新製品を発売した。高効率タイプの『Sシリーズ』に96セル搭載した出力360Wの製品と、72セル搭載の265W品を追加。製品群を増やして多様化するニーズに応える。
今回の特徴は、出力とサイズの異なる2製品を同時に発売して、屋根の空きスペースを有効に活用できるようにしたこと。最小単位の1kWを構成する場合、360W品は3枚、265W品は4枚となるため、両製品をうまく組み合わせれば、台形やハーフサイズのパネルを使うことなく、多様な屋根に設置できる。
新製品の保証期間は25年。パネルの公称最大出力の90%を下限値とし、25年以内に出力が下限値の90%を下回った場合、製品の修理または交換を無償で行う。同社は出力250Wの廉価品も同時に発売する。
東芝は、Sシリーズの全モデルにバックコンタクト方式を導入し、ガラス表面の屈折率を下げ反射損失を抑えるARコートを採用、発電効率を高めたという。