再エネ発電所ファイル

Vol.24

ベネックスソーラーポート

EPC(設計・調達・建設)を手掛ける日本ベネックスは、実証実験の場として、本社工場を活用し、2013年4月に約300kWの太陽光発電設備を導入した。翌年増設し合計出力は320kWに。さらに工場内の電力供給に使用するため、自家消費用として新たに276kWの設備を導入。18年1月には20フィートのコンテナにEV(電気自動車)24台分の中古蓄電池を格納した蓄電容量400kWhの新型蓄電システムを併設。日産自動車製の10台のEVとともに蓄電システムを活用したピークカットによる需要抑制やVPP(仮想発電所)の実証実験を行っている。

新型蓄電システムは、住友商事らと共同開発したもので、物流コンテナへの高積載技術を駆使して経済性を高めた。EVは従業員が通勤に使用し、駐車場停車時には遠隔制御を行い蓄電池として活用している。同システムによって同社は次世代のスマート工場の構築を目指す。

再エネ発電所ファイル を読む

一覧を見る