[第49回]
大手電力カルテル事件と電力業界の行方③
大手電力3社の歩む道
電力カルテルが発覚した西日本の大手電力3社の今後について、アンプレナジーの村谷社長が予測する。
村谷敬(むらたに・たかし)
1980年生まれ。群馬県出身。成蹊大学法学部法律学科卒。行政書士。エナリス、エプコで培った電力自由化業界の経験を基礎に、電力ビジネスのコンサルティングを行う。エネルギー法務を手がける村谷法務行政書士事務所の所長を務め、2017年にAnPrenergyを設立、代表取締役に就任。
2023年6月28日、電力カルテルを行った中部電力、関西電力、中国電力、九州電力の定時株主総会では、株主が経営責任を厳しく追及した。最終的に否決されたものの、取締役の解任や報酬減額などを求める声も上がった。この株主総会やIR情報から、中部電を除く西日本の大手電力3社の今後を予測してみる。
この記事を読むにはWEB会員専用アカウントでのログインが必要です