再エネ発電所ファイル

いいたてまでいな太陽光発電所

福島県相馬郡飯舘村は、福島原発事故で2011年4月より村全域が計画避難区域に指定され、17年3月に一部地域を除いて避難指示が解除された地域だ。東光電気工事55%、飯館村45%の共同出資で特別目的会社を設立。10MWの太陽光発電所を建設し、売電収入の一部は村の復興事業に活用している。建設中に約25年ぶりの大雨に見舞われ、自営線を埋設した道路の被害が大きく、対策に追われたが、2年弱で竣工した。

18年度には風車を併設し、太陽光発電と風力発電によって設備利用率を向上させる「クロス発電」を実施する。風力発電は19年4月より運転を開始する予定だ。なお、発電所名の「までい」は、福島県北部の方言で、「丁寧に、じっくりと、心を込めて」という意味である。

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