Products Review

トリナ・ソーラー・ジャパン

影に強いハーフセル搭載パネル発売 多結晶型を追加

(左)SPLITMAX 多結晶144セル(右)SPLITMAX 単結晶120セル

トリナ・ソーラー・ジャパン(東京都港区、陳曄社長)は、ハーフカットセル採用の太陽光パネル、『SPLITMAX』の新製品を2月28日に発売した。セルの回路設計を刷新し、多結晶型を追加した。産業用太陽光発電所への提案を強める狙いだ。

一般的な太陽光パネルは、セルが直列に接続されているが、新製品はセルの回路を上下に分割し、それぞれを並列接続することで影による出力損失を低減させた。パネル下部に影がかかっても、上部は影の影響を受けずに電流が流れるため、縦置きにも対応できる。

それゆえ、同社は、縦置きを想定し、従来の横置き用に加え、縦置き用のケーブル配置の異なる製品も用意。縦置きの場合はケーブルの距離が短くなり、価格を低減できるという。

また、ハーフカットセルの採用によって、セルの電流値を半分に下げ、セル内部の発電ロスを約4分の1に低減。これにより、従来品に比べてパネルの定格出力は約10W増加するという。

『SPLITMAX』の新製品は、システム電圧がすべて1500V対応で、従来品と同じく、10年の製品保証、25年の出力保証を付与している。単結晶型、多結晶型ともに120セル搭載タイプと144セル搭載タイプを販売する。

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