Products Review

野原ホールディングス

O&M業務管理ソフト

野原ホールディングス(東京都新宿区、野原数生社長)は2017年12月7日、O&M(保守・管理)の業務管理用のソフトウェアを発売した。太陽光発電所ごとの点検データに加え、保証書や敷地図をインターネット上に保存してデータを一元管理できる。検査機器と連動させることで入力業務の効率化を図った。

ブルートゥースなどの通信機能が付いた検査機器を使用すれば、検査結果がネット上の点検結果に反映される。今回のソフトウェアを活用すると、利用者は、O&Mに関連するデータを、タブレットやスマートフォンなどの端末でいつでも閲覧でき、アカウントは最大30まで登録可能。同社は連携可能な検査機器を今後も増やしていく方針で、同社事業開発部再生エネルギープロジェクトの増田幹弘室長は「トルクレンチやIVカーブトレーサーなどの検査機器も連携可能にする予定」と話す。

点検項目は、登録された太陽光パネルやパワーコンディショナの台数やメーカー、型番をもとに自動的に抽出され、点検員のスマートフォンに転送される。点検員はスマートフォンを確認しながら点検を実施。写真の位置情報によって点検場所と点検結果が記録され、報告書が自動で作成される。

製品名は『SSG20管理システム』。管理ソフト代は75万円、インターネットサービス利用料はデータ容量に応じて月額1000円からとなる。野原HDが企画・開発・販売を、サンユーが開発・製作を行った。

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