Products Review

SMK

1500V仕様パネル向けコネクタ

カバー部とケーブルをワンタッチで接合でき、施工性が高い

電気回線部品を製造するSMK(東京都品川区、池田靖光社長)は11月15日、直流電圧1500V仕様の太陽光パネルに対応したコネクタを販売すると発表した。素材の絶縁性を高め、従来の1000V対応品と変わらない寸法を実現。2018年初めにも量産する。

同社が発売するのは、太陽光パネルとケーブルを繋ぐコネクタの新製品で、同社製コネクタでは初の1500V対応品となる。

製品の開発にあたり、同社はコネクタを覆う樹脂部品の素材を変更した。従来の素材で絶縁性を担保するにはコネクタが大型になる。新素材を使用して寸法を抑え、従来とほぼ同じ大きさにした。

新製品は、従来の1000V対応コネクタとの互換性があり、接続が可能。この場合は1000V回路としての使用に限られる。

これについて、同社CS事業部は、「施工業者などに従来のコネクタの在庫がある場合を想定し、流用可能な設計とした。製品過渡期の必要な措置だ」と話す。

同社は、18年1月から2月にかけて新製品の量産に入る。太陽光パネル向けコネクタは15年から17年にかけて出荷が約2割減少しており、1500V化の流れに乗って販売を伸ばしたい考えだ。

Products Review を読む

一覧を見る